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質問154 付加疑問文について。上昇調と下降調の意味のニュアンスの違いを教えてください。(H.T.)

ただし、をクリックすると音声が流れてきます
 上昇調、下降調の音調そのものについて詳しくお話しするということになると超級というレベルのご質問になりますが、今回は中級のご質問として基本的にお答えしたいと思います。

 まず、付加疑問(tag questions)と付加疑問文(tag questions)の違い、および付加疑問文の形成過程からお話ししておきましょう。(ただし、英語では付加疑問、付加疑問文、どちらも tag questions といいます。)

 では、はじめましょう。

  You are a student. Aren't you a student? ……@
  You aren't a teacher. Are you a teacher? ……A

という文の集合体(@、A)があるとしましょう。それぞれ斜体の部分を省略します。すると、

  You are a student. Aren't you? ……B
  You aren't a teacher. Are you? ……C

という集合体(B、C)が残ります。この二つの集合体(B、C)をそれぞれ一つの文に収縮しましょう。すると、、

  You are a student, aren't you? ……D
  You aren't a teacher, are you? ……E

という文(D、E)が成立します。それぞれ、付加疑問のついた付加疑問文とよんでいます。前者(D)には aren't you という付加疑問、後者(E)には are you という付加疑問がついていることを確認しておきましょう。

 上の順序(@→B→D、A→C→E)で付加疑問文(D、E)ができあがります。

 次に、ご質問にある「上昇調と下降調の意味のニュアンスの違い」についてお話しいたします。
  1. 付加疑問を上昇調で音読すると、話者は聴者にたいして「〜ですか」「〜ではありませんか」と質問、および場合(context)によっては「〜していただけませんか」と依頼しています。
  2. 下降調で音読すると、話者は聴者にたいして、「〜なのでしょ」と話者の考えを聴者に伝達しています。
 Dの文を上昇調、下降調で音読すると、それぞれ意味が異なってきますから、意味の違いお考えになってみてください。

  You are a student, aren't you? ↑……D
  You are a student, aren't you? ↓……D

 ただし、Eの文については、下降調で音読するのが自然でしょう。その理由もお考えになってみてください。

  You aren't a teacher, are you? ↓……E

 ここでふたたび意味の違い(1、2)を復習しながら、次の付加疑問文を上昇調、下降調のどちらで音読したほうが、意味の上で自然であるかお考えになってください。(ただし、正解はをクリックしてください)。

 It's a beautiful day today, isn't it?
 John is looking upsent, isn't he?
 You haven't seen my wife, have you?
 Edward will be here soon, won't he?


 さらに、「〜していただけませんか」と聴者に依頼するときは上昇調で音読します。

  You don't have an eraser, do you? ↑
  You couldn't lend me one thousand yen, could you? ↑

 以上です。話す練習を欠かすことのないよう、日頃から音読を心がけてください。ご質問ありがとうございました。また何かございましたらお便りください。楽しみにお待ちしています。
(西田)
事務局よりちょっと一言
いろいろなご質問を e-mail でお寄せいただきありがとうございます。
学院長は毎日、たくさんの授業を受け持っておりますので、なかなか皆さまのご質問すべてに即お答えする時間がございません。
少しずつではありますが、このコーナーをおかりして回答させていただきますのでご了承ください。
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(日高)