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質問160  辞書の使い方について質問させていただいたものです。しかしながら未だよく分からずにいます。
 私は受験英語にこだわっているわけではありませんが、受験英語があってこそ基礎が養われたと思っております。
 英英辞典を使用したら実用英語が身につくというのは「英語を英語で覚える」ということでしょうか。だとすると実際英語圏での生活の実用性のことなのでしょうか。
 例えば翻訳をするときは的確な日本語訳が必要なわけですから英和を使うのが実用的だと思うのですが、いかがでしょうか。
 日本人として通訳することを踏まえて考えると
英和辞典も大事ではありませんか。
 そういう意味での実用英語を私はかんがえていたのですが。(MY)
 受験エイゴにこだわることはよくありません。それは私も同感です。また、受験エイゴが実用英語の基礎を作ってくれていることについても同感です。これには感謝しなければんらないと思っています。そのため、エイワ辞典を使用するとすれば、中学校一年生の一学期くらいのものでしょうか。その後は、思い切って英英辞典を使用してはいかがでしょうか。初心者向けの英英辞典は今たくさんあるようです。

 なお、「英語を英語で覚える」ということではありません。英語を英語で「考える」ということです。さらに、「実際英語圏での生活」が「実用性」ということではありません。世界のどこに居住・生活しておられようとも「実用性」の有無に関係なく実用的でなければならないと考えています。

 「日本人として通訳」という意味がよくわからないのですが、日本語に置きかえる通訳・翻訳を意味していられるのであれば、それはその方々がご使用になりたい言葉の
glossary をご自分たちの間でお作りになられればよいことです。この方々の業務を一般の英語学習者の学習と同一視しないことが必要でしょう。

 受験エイゴの問題点は、日本語についていえば、不自然な日本語の生産であるような気がしています。「的確な日本語」どころか、逆に不自然で変な日本語(
Anglicized Japanese)を“訳”と称して生産することが目的であるような気がしてなりません。どうしても日本語に置きかえることが必要であるときは、自然な日本語に置きかえる。不自然な日本語を排除し、自然な日本語の生産を勇気づける教育があるべきでしょう。(コンピューター使用時にときどき見かける)「不正な行為云々」という変な日本語に代表されるといってもよい変ちくりんな日本語こそが実用英語の基礎となるべき受験エイゴの延長であるような気がしてならないのです。その根源ともいうべきエイワ辞典からは勇気をもって遠ざかるように心がけていただきたいと考えています。

 英語が上手であるか上手でないかは問題ではありません。上手でなくともかまいません。自由な発想のもとで英語が使える。そういう教育を望んでいます。画一的な教育を施そうとするエイワ辞典とは、いかなる理由があれ常に一線を画していただきたいと思うのです。


 前回のご質問にたいして回答が不充分であったのかもしれません。どうかお許しください。また何かございましたらお便りください。楽しみにお待ちしています。ご質問ありがとうございました。
(西田)
事務局よりちょっと一言
いろいろなご質問を e-mail でお寄せいただきありがとうございます。
学院長は毎日、たくさんの授業を受け持っておりますので、なかなか皆さまのご質問すべてに即お答えする時間がございません。
少しずつではありますが、このコーナーをおかりして回答させていただきますのでご了承ください。
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(日高)