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質問161  先生の「英語は仮定法だ}を新、旧とも読ませていただきました。旧の本のp192に、人に何かを依頼するときには、can you? といってはいけません。will you ? would you? could you? と言いなさい。可能性が低い方が丁寧なんですよね。だったら will より can の方が丁寧なんじゃないんですか?可能性が低いという理由で仮定法過去・過去完了より仮定法現在の方が丁寧なんですよね!?
 will would can could may might などの
助動詞を丁寧に並べるとどうなりますか?
 旧の本の p218 の〔8〕の文 he will be less mainly [sic]in some way should he not make the purchase の
文の構造と訳教えていただけませんか?(YM)

ただし、をクリックすると音声が流れてきます
 二冊も読んでいただいたのですね。ありがとうございます。今回ご質問が3つございます。すべて超級に関するご質問です。

 まず、Oxford Advanced Learner's Dictionary で助動詞 can を引いていただき、そのなかの6番をみてみましょう。

 can 6 (spoken) used to ask sb to help you: Can you help me with this box? * Can you feed the cat, please?
 という用法、定義、例文が掲載されています。

 「お友だちなど、親しい間柄で使う言葉ですよ」というのが spoken の意味です。その後に定義があります。「相手に何かを依頼するときに使う助動詞ですよ」と記されています。最後に例文が二つ掲載されています。

 ところで、なぜ spoken ですよ、と注意書きがしてあるのでしょう。それはこの助動詞で用いる動詞は直説法という動詞だからです。例文にある help という動詞も、feed という動詞もどちらも「直説法という動詞ですから、注意してくださいね」という意味の注意書きなのです。

 同じ直説法という動詞を導く助動詞でも will という助動詞にはそのような注意書きはありません。will の3番をみてみましょう。

 will 3 used for asking sb to do sth: Will you send this letter for me, please? * You'll water the plants while I'm away, won't you? * I asked him if he wouldn't mind calling later.

 spoken という注意書きはありません。その理由については、新、旧どちらもそのなかで解説しています。p.77-81(新=開拓社)をご参照ください。

 丁寧に依頼したいときは can という助動詞にさけましょう。

 次に、「will would can could may might などの助動詞を丁寧に並べるとどうなりますか?」というご質問ですが、ごめんなさいね、そう単純に並べられる問題ではありません。そこで、今回のご質問については、will, would, can, could の4つについてのみ考えてみることにしましょう。そしてまた can については、上で説明済みということで除去します。

 will や would という助動詞ですが、前者は直説法を導き、後者は仮定法という動詞を導く助動詞です。どちらも同じくらい丁寧なのですが、前者は何といっても動詞が直説法ですから、後者のほうが丁寧かもしれません。ただ問題はどちらも丁寧に依頼しているようですが、「押しつけ」という依頼にかわりはありません。依頼しているというよりも「押しつけ」ているのです。その理由をお考えください。

 一番丁寧な依頼に用いる助動詞は could です。この助動詞は仮定法を導く助動詞なのですが、何といっても相手が依頼を受けてくださる可能性を考えた場合……。その後はお考えください。なぜ、この助動詞を用いる依頼は「押しつけ」にならないのでしょう。

 最後のご質問について、
  He will be less manly in some way should he not make the purchase
.[ただし、mainly ではありませんのでご注意ください]
 は、
  He will be less manly in some way if he should not make the purchase
 を倒置したものです。「お買い求めいただいて初めて大いに男らしさがでてくるのです」という意味の英文でした。

 ご質問ありがとうございました。また何かございましたらお便りください。楽しみにお待ちしています。どうか、どしどしお勉強をおつづけください。
(西田)
事務局よりちょっと一言
いろいろなご質問を e-mail でお寄せいただきありがとうございます。
学院長は毎日、たくさんの授業を受け持っておりますので、なかなか皆さまのご質問すべてに即お答えする時間がございません。
少しずつではありますが、このコーナーをおかりして回答させていただきますのでご了承ください。
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(日高)