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質問181
 私は英語のドラマの聞き取りが、日本人英語学習者にとって最も難しいことであると思っています(俳優の唇の動きが見えないと、ネイティヴにも難しいそうですね。)。そこで、色々な英語学習者の人の勉強法を調べるとニュース英語の聞き取りができるようになってから、ドラマの英語に挑戦するという手順の人がほとんどです。これには、TOEICなどの資格試験の影響や、ドラマのスクリプトが入手しにくいといったことが関係しているのだと思います(英語字幕やモーションキャプチャーを利用するという方法はありますが)。しかし、ニュース英語はわかるが、日常英語がわからないというのは、本末転倒であり、私はいきなりドラマの英語にチャレンジして、あとからニュース英語にチャレンジしたいと考えています。人によっては、日本人にとってドラマの英語の聞き取りは不可能であるから、ニュース英語までにしておけという意見もあるようですが、この順番についてどのように思われますでしょうか。英語にはニュース英語もドラマの英語もない、英語は一つだという意見はわかるのですが、私には明らかに別物のように思われます。学院長先生のご意見をお聞かせいた[但し、これ以降は文字化けにより読み取り不能でした〓ESC事務局]。(富山県、I.M..)
 「英語の聞き取りの練習はドラマの英語が先か、ニュース英語の聞き取りが先か」というご質問であるようです。

 ドラマの英語をご研究になっていらっしゃる方が大勢いらっしゃるようです。それはとても高度なレベルのお勉強で、とてもすばらしいことだと考えています。超々々級のレベルの日常会話をご研究になっていらっしゃるわけで、とてもすばらしいことだと思います。

 「日常会話」という英語をどのレベルでもって「日常会話」というかが問題です。日本のように英語を「外国語」として学習するときの「日常会話」とは、初級中級をさしています。中級レベルの話者を産み出す教育が施されれば、その教育は大成功だといってよいでしょう。もともとできるかぎり中級を産み出すことを目的とした教育であるからです。

 英語を「第二言語」として教育する国々での「日常会話」は、上級超級をさしています。ところで、上級や超級というレベルは、初級や中級レベルの話者には想像がつきにくいほど高度な運用能力を備えていらっしゃいます。ただ、だからといって、(ここで決して間違いがあってはなりません)上級や超級レベルの話者が「偉い人=知的性の高い人」であって、初級や中級の方々は「知的性が低い」というのではありません。運用能力とその方の知性とは全く無関係なことであるからです。

 時事英語。これは上級・超級レベルの英語です。初級の方々にはむずかしいかもしれませんが、中級の方々にとっての聞き取りの練習は、もしかすると時事英語がよろしいのではないかと考えています。

 日本の国内にも、上級や超級レベルの運用能力を身につけていらっしゃる方は数多くいらしゃいます。その方々でも時事英語の聞き取り演習は必要であるかもしれませんが、場合によっては、今おっしゃっているドラマの英語をご研究になるのもよろしいでしょうが、このレベルの方々にとってドラマ英語とは、特別な目的で研究される以外、研究するというレベルではなく、ただ楽しむというレベルになることが予想されます。

 時事英語に話をもどして再考したいと思います。時事英語を聞き取りの材料となされることは、さまざまな点で利点がございます。もしかするとドラマ英語以上の利点があるかもしれません。そのため、すでに上級や超級レベルの方々も、(このレベルの方々にとっては面白くない教材であるかもしれませんが)さらなる演習目的として時事英語のご研究を怠ることはできないでしょう。日頃からの演習を怠れば、いくらレベルの高い話者であっても、レベルが下がることが考えられるからでございます。

 私は、常日頃から、現在のレベルにおうじて学習されることをお勧めしています。現在のレベルが初級の方には中級レベルの聞き取り演習、中級の方々には中級および上級あるいは超級レベルの聞き取り演習をお勧めしています。段階をおって演習されるのがよろしいのではというのが私の考えでございます。

 このたびはご質問ありがとうございました。また何かございましたらお便りください。楽しみにお待ちしています。では、また。とりあえず、さようなら。
(西田)
事務局よりちょっと一言
いろいろなご質問を e-mail でお寄せいただきありがとうございます。
学院長は毎日、たくさんの授業を受け持っておりますので、なかなか皆さまのご質問すべてに即お答えする時間がございません。
少しずつではありますが、このコーナーをおかりして回答させていただきますのでご了承ください。
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(日高)