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Volume 845, 2008
音響の研究を福祉や医療に生かしたい
Robert(英検準1級科・九大大学院)
 九州大学大学院で「福祉音響学」を研究されている Robert (ESC名写真、Newsletter #727)。以前は音響の中でも楽器、主にピアノの音に関する「楽器音響学」を専攻されていましたが、現在では、「社会に役立つものを作りたい」との思いから、少々方向転換。
 さて、その福祉音響学とは? 聴覚検査を受けられたことのある方はその研究の恩恵にあずかって
いるのかも知れません。「聴覚検査などでは『聴こえ』という主観を物理量(ヘルツとかデシベル)で表わすものです。今取り組んでいるのは耳鳴り検査装置の開発。現在でも病院などには耳鳴り検査装置はありますが、より精度のいいものを」と日々研究されているそうです。
 ゼミの中には英語によるものも増えてきているそうです。「ディスカッションしたり、いずれペーパーも英語で書く必要がでてくるし、当然文献を読んだり、と英語は必須ですね。もっと力をつけないと!という危機感はあります」とのことで、「準1級科の授業も勉強になっているので、なるべく時間をとって復習や宿題に取り組むようにしているほか、CNN は常に流していて聴くようにしてるし、TIME も時々読んでいます」と努力がうかがえます。
 英語を日本語にする手話通訳士に・・・
「それから授業の一環でろう学校に見学に行く機会があるんですが、先生と生徒さんが手話で会話されているのを見て、自分も中に入りたいな、と今じつは手話を勉強中なんです。それに障害者の方には英語の情報がなかなか入らないのも現実。将来 CNN などの英語を日本語手話に通訳できたらカッコいいかな、とも考えているんです」とも。これは音響ならぬ心に響くいいお話ですね。がんばって実現して、ろうの方の世界を広げるお手伝いに一役買ってください。
(R.H.)
(文責:日高)
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